組織メンバー育成プログラム
ピーエムシーが考える職場環境の現状・課題と解決策
現状と課題
職員のモチベーションを高めることが難しい
- 職員の人間関係がうまくいっていない
- 不適切ケアや事故が起きる
- 仕事の身体的・精神的負担が大きい
- 利用者対応が難しい(認知症ケア、看取り)
原因
介護施設の職員として必要な原理・原則が共有されていない
- 職員間の知識や技術の差が大きく、共通認識を持つことが難しい
- 業務が忙しく介護に必要な知識や技術を学ぶことが難しい
仕事をふりかえり、対話する場や機会がない
- 自分たちの実践をふりかえり、話し合う場がない
- 自分たちの介護に対する思いを考えて言葉にする機会がない
ピーエムシーが
考える解決策
①介護施設の職員として必要な原理・原則を学ぶ機会をつくる
②チームのメンバー同士が思いを語り合う場をつくる
③事実(データ)を基に本音で語り合う場をつくる
効果
安心感がある職場、働きやすく働きがいのある職場
- ① 職員の人間関係が改善されて、チームワークの良い職場となる
- ② 不適切ケアや事故が起こりにくい職場になる
- ③ 利用者対応の知恵をチームで共有し、使えるようになる
開発の経緯
介護現場では、多職種が連携し様々なチームのメンバーが協力して業務を行っていますが、シフトに沿って勤務している関係で、介護現場では組織のメンバーが普段一緒に働いている上司や同僚と話し合う機会がなかなか持てません。しかし業務を円滑に 進めていくためには、メンバー間のコミュニケーションが重要です。
これらの問題を解決するために、25項目の「働きやすさと不適切ケアに関するアンケート」を事前に実施し、その結果をもとにワークショップ形式で、全員参加型研修(高齢者虐待防止研修)を実施します。
サーベイ(調査)によって「見える化」したデータを、研修の場を通じて、職場のメンバーに適切にフィードバックし、データを基に自分たちの働き方を振り返り、対話を促すのが全員参加型研修です。
研修の概要
目的 |
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目標 |
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方法 | 全員参加型研修(高齢者虐待防止研修)は、参加可能な職員みんなで行うワークショップ形式の集合研修です。(聴講中心の研修ではなく、参加型の研修になります。) 研修では現状を共有し、現状を少しでも良くするための行動計画(アクションプラン)を検討し、これに半年間取り組みます。半年後にあらためてアンケートを実施し、取り組みの効果測定をおこないます。 |
研修では現状を共有し、現状を少しでも良くするための行動計画(アクションプラン)を検討し、これに半年間取り組みます。
半年後にあらためてアンケートを実施し、取り組みの効果測定を行います。
カリキュラム
高齢者虐待防止研修 Ⅰ
回 | テーマ | 実施内容 |
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事前 課題 |
事前アンケート(WEBアンケート) |
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集合 研修 (90分) |
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事後 課題 |
終了後アンケート(WEBアンケート) | 研修の感想、効果測定と6か月間の取り組み内容を検討する (主に「業務の見直し」と「言葉遣い」を検討) |
高齢者虐待防止研修 Ⅱ
回 | テーマ | 実施内容 |
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事前 課題 |
事前アンケート(WEBアンケート) |
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集合 研修 (90分) |
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事後 課題 |
終了後アンケート(WEBアンケート) | 研修の感想、効果測定 |
スケジュール
課題のデータ化
ピーエムシーが事前課題のアンケートを集計したデータを整理・見える化したものを活用し研修を実施
効果・評価
自由に話し合いができた
仕事について気軽に話し合うことが出来ました。
職場でも今日の研修のように自由に話し合いが出来たらよいと思いました。
パート職員・50歳
色々課題・改善点がわかった
職場の傾向や職員の意向を知ることで自分たちの課題や改善すべき点などが把握できて良かったと思います。
正職員5年目・34歳
改めて考えさせられた
虐待の理由は一つではなく、様々な事が重なっておきる。
自分で気づかない、自覚がない職員が54%もいることなど改めて考えさせられた。
正職員・従来型・リーダー・38歳
取り組むことがわかった
一人で悩みを抱え込まず、フロア内、同僚、先輩、上司に声を出して聞いてもらえる環境に皆で取り組んでいかなければならないと思いました。
正職員・ユニット型・主任・46歳
実績
延べ130施設、8000人の職員に対して実施(2017年〜2020年)