研修担当者のブログ

2017.04.2

OJTとOFF-JT

最近よく聞く支援困難ケースの原因と対応について

最近、グループホームや小規模施設の方から

「認知症だけでなく、精神疾患について研修で学びたい」

という問い合わせを多くいただいております。

 

具体的にどんなことで困っているのか聞いてみると、

「ご利用者の訴えがエスカレートして対応しきれない」

「ご利用者が特定の職員にだけひどく冷たい、振り回される」

「機嫌が良かったと思ったら豹変する」

 

などの理由で職員が疲労困憊してしまうとのこと。

ご利用者の様子を見ていると

どうも単なる認知症ではないのではないか?

何か他の精神疾患が原因でこうなってしまっているのではないか?

ということで、

「精神疾患を学ぶ必要があるのでは?」

という流れで研修申し込みに至るようです。

 

こんな時、もしかしたら

「パーソナリティ障害(人格障害)」の可能性があるかもしれません。

相模原の事件でも注目されているパーソナリティ障害ですが、

認知症と違って「冷静に」「毅然とした対応で」「統一した対応」

を心掛ける必要があります。

以下の本、とてもわかりやすくて参考になりました。

他に、「パーソナリティ障害(人格障害)」に関しては、

押川剛さんの本を読むと色々勉強になります。

「『子供を殺してください』という親たち」を読みました。

押川さんは、「トキワ精神保健事務所」を

立ち上げ、

ひきこもりなど

精神疾患が関係していると思われる様々な

問題の解決を支援する活動を行っている方です。

http://www.oshikawatakeshi.com/?page_id=155

 

家庭内の問題として「家族がどう向き合うか」というミクロな視点と

「精神保健福祉のありかたに関する課題」、というマクロな視点、

両方の視点から深刻な家庭の状況が描かれています。

 

押川さんがおっしゃるように、

我が国の精神保健福祉は、多くの課題を抱えており、

精神疾患を抱えた方が、

じゅうぶんな治療をうけられないまま歳をとってしまうケースが

増加しています。

高齢者介護分野で働く我々も、

このあたりをきちんと学んでいく必要がありそうです。