研修担当者のブログ

2017.04.21

書籍・論文のレビュー

「裸足で逃げる」を読んだ

「裸足で逃げる」

日報の書評欄を読んで

とても気になっていた本です。

著者の上間先生、TBSラジオのセッション22にも出演されていて、

お話し大変興味深く聞かせていただきました。

援助交際に走る日本の少女たちに対する宮台さんの意見に

「本当にそうだろうか」と疑問を持ち、

それが今回のフィールドワークにつながっていること。

筆者が色々な障害を乗り越えて夜の街で働く少女たちに出会い、

関係をつくっていくまでの話。

そして、彼女たちから語られる、数々のドラマ。

特に、美羽という少女のエピソードが印象深い。

彼氏に殴られて腫れ上がった友人の顔を見た後に彼女がとった行動がすごい。

きっと、だれも想像できないと思う。

まるで、銃口にバラの花さすみたいな(笑)。

あと、お父さんが母親に引き取られて暮らす娘を探しに行く話、

夜の団地で幼い娘の部屋をどうやって探し当てたか。

どれも、DVとか貧困とか少女売春とか、

新聞に載ればとても悲しいエピソードになるような話なんだけど、

決してそのようには書かれていない。

強く、前向きなことがたくさん書かれていて、心を強く揺さぶられました。