研修担当者のブログ

2022.05.24

OJTとOFF-JT 人材育成プログラムや研修カリキュラムの考え方

あなたの介護は「作業」になっていませんか?

「手順だけしか教えていないから、介護(支援)が作業になっちゃうんじゃないの?」

とある社会福祉法人の管理職の方のご発言です。
この発言がとても心に残っていて、ときどき思い出します。
本当にそうだなと思います。

介護現場の新人職員の育成は、課題だらけです。
例えば新人職員さんを見てみると、資格、経験、能力、雇用形態など、多様化が進んでいます。
また、介護福祉士養成カリキュラムの改訂で、同じ介護福祉士でも自信をもって教えられないという方も多くいらっしゃいます。
ご利用者は高齢化・重度化が進み介助が難しく、コミュニケーション困難な方が増えています。
このような環境下での新人育成はさぞ難しいだろうなと思いますが、だからこそ、新人さんが何をどのように学んできたのかを踏まえて、現場でのOJTを行う必要があると考えます。

しかし、多くの介護現場では、「見せるOJT」が主流になっているように感じます。
本来、新人さんが学んできたことを踏まえながら「見せて説明するOJT」⇒「一緒にやってみるOJT」⇒「考えさせる・気づかせるOJT」⇒「任せるOJT]
と、段階的に発展していくべきだと思っていますが、介護現場の忙しさの中で、このような段階を取れている事業所は殆どないのではないか…?と感じています。

見せるだけでは、どうしても表面的だし「なぜそうするのか」という理由が伝わりません。
手順しか伝わらない、根拠は伝わらないし、ポイントもわからない。
今まで学んできたこととも中々つながらない。
そうすると、新人さんは現場で見て覚えたことをそのままやればいい、という思考になってしまいます。
そうならないように、今年もなるべく多くの新人さん、指導者さんとつながり、学びを深めていきたいと思います。