研修担当者のブログ

2022.04.19

OJTとOFF-JT 人材育成プログラムや研修カリキュラムの考え方

新人職員の指導担当者を応援しよう

新年度が始まりました。
少子高齢化の影響もあって、介護現場に入職する介護職員は減少傾向にあります。
コロナ禍の影響もあって新人職員への研修も、縮小・簡素化している事業所が多いように思います。

そのような中で、新人が配属された介護現場でのOJTの重要性は、ますます高まっています。
介護現場では新人が独り立ちするまでの数か月間、指導担当者(プリセプター)を選任して育成させている事業所が多いと思いますが、今回のブログは、はじめて指導担当者になった方への応援の意味を込めて、ピーエムシーの研修サブテキスト(P50)から一部分を引用します。

”指導者という役割を任されることに対して、重いプレッシャーを感じている方もいるかもしれません。しかし、指導者だけが新人教育の責任を担っているということではありません。
新人育成は、上司・同僚と指導者がチームで新人を成長させることであり、指導者はその中での役割のひとつであるというイメージを持ってもらいたいと思います。

 指導にあたっては、「指導者がいつも完璧でなければならない」ということはありません。もし間違ったことを教えてしまったら修正すればいいし、分からないことや知らないことがあれば、自分で調べたり、新人と一緒に悩んだり、周りの職員に聞きながら指導を進めていくことが大事です。このようなことを念頭において、指導者としての役割を遂行してください。

 特に最初の1ヶ月間は大変なことや難しいことが多いと思います。しかし、大変な思いをしているということは、あなた自身の成長に大きく繋がっているということでもあります。指導者としての経験は、自己理解・他者理解・仕事理解の三点について自分自身の成長に大きく繋がっていることを意識してください。
 
また、指導者として大事なマインドのひとつに「プラス思考」があります。色々な経験をプラスの視点で捉えて仕事に前向きに取り組んでいくことを指導者自身も意識し、それを新人にも伝えていけるよう意識して指導をすすめてください(引用ここまで)”

管理者として重要なことは、新人だけでなく指導者に関心を寄せて、指導者からも話を聞いて必要なフォローをすること。これは多くの介護現場に足りていないことだと思います。
新人育成を通して、指導者やチームが一段成長できる、そんな好循環のサイクルがつくれるよう、ピーエムシーも指導者さん・新人さんを応援していきたいと思います。