研修担当者のブログ

2017.03.14

OJTとOFF-JT

2017年の介護福祉士養成校を予測する

2017年には、介護福祉士養成校(専門学校)が大変になりそうだ!

しかし、ある意味面白くなりそうだ!と予測しています。

 

我々の業界では「介護福祉士候補生」そして「技能実習生」が大きな話題ですが、

すでに介護福祉士養成校には結構外国人が入っているようです。

 

東京の介護福祉士養成校では

外国人の割合が8割を超えているところもあります。

新潟でも外国の方が数名養成校に在籍されているようです。

http://mainichi.jp/articles/20161029/k00/00e/040/238000c

 

来年度は、都市圏を中心に候補生が急激に増えることになります。

色々気になることがあります。

 

一部の養成校では候補生の増加により定員充足率が改善するでしょう。

しかし、外国人を受け入れる教育現場は結構大変になると思います。

候補生は基本的に日本語学校を卒業して養成校に入学してきます。

日本をある程度学んできますが、

介護に対するモチベーションは個人差が大きいのではないかと予想しています。

(技能実習生よりもモチベーションが低いと予想)

 

受け入れる養成校の教員は、一緒に入ってくる日本人の学生と一緒にクラスを運営し、

一定のレベルの授業を行っていく必要がありますが、

日本人の学生も高卒・訓練生・他校の中退者など多様であり、

担任の負担がかなり大きくなってくるでしょう。

 

しかも、実習開始までにある程度の知識・技術を身につけてもらわないと、

今度は実習開始後に苦労することになり、施設の外国人を見る目も厳しくなります。

実習施設と養成校がしっかりと連携し、

2年先の就職まで見通した指導ができるといいと思います。

 

ここで何か大きな問題がおこってしまうと、

このあとの技能実習にも悪い影響がでてしまうので

大事なところです。

 

また、養成校では外国人留学生のための様々な事務手続きが発生します。

今までの養成施設の事例聞いていても思いますが、

教務事務担当者は相当激務になりそうです。

 

しかし、一方では、養成校が

国際的になって楽しそうじゃん!と思います。

高齢者の方にとっても、外国人とのかかわりは良い刺激になる部分が大きいと思います。

 

養成校できちんと教育して、良い現場につないで、

たくさんの外国人介護士がひとりだちできるといいですね。

ピーエムシーの外国人向けのテキストも、今年に入って急に動き始めました。

外国人教育のためのしくみづくりも、急ピッチですすんでいます。

外国人に関る養成校や受け入れ施設と一緒に

良い仕事ができるようがんばります。