研修担当者からの情報発信
2025.04.20
特別養護老人ホーム やなぜ苑 施設長からのコメント

社会福祉法人 砺波福祉会
特別養護老人ホーム やなぜ苑
令和6年度に当法人では、将来を担う主任以上の管理的立場にある職員21名がチームリーダー育成プログラムに参加いたしました。
1年間の研修を通じ、職員の意識や行動にさまざまな前向きな変化が見られ、非常に意義深い研修であったと実感しております。
良かった点
1.自己理解・他者理解の重要性への認識が深まった
研修を受講した多くの職員が、相手を一面的に捉えず、相手の価値観や考え方を尊重するようになってきたと感じています。
2.自分自身を客観的に見つめる力が養われた
メンタルヘルス診断を通じて「自分自身を客観的に見つめる力」が養われた点も、今後のチーム運営に活きると考えています。
3.リーダーとしての役割や立ち位置への意識が変化した
研修を通して「リーダーとしての役割や立ち位置への意識」が変化したと感じています。研修受講者間の対話を重ねることは、他部署や他職種の現状や課題を知る機会となり、これまでよりも「自分も管理的立場にある職員として役割を担っているのだ」という自覚を持つようになったと思います。
4.PDCAサイクルの理解と実践力が向上した
業務の中でも小さなサイクルを意識しながら目標達成に取り組むことの重要性を理解することができるようになりました。
5.コミュニケーション技法を学び成果が見られた
研修でDESC法やPEPトークを学んだことで、伝え方を工夫し相手に配慮する姿勢、周囲とより良い関係を築こうとする意識が感じられるようになった。これまで話す機会の少なかった職員と積極的に関わるようになりました。
課題・気になった点
1.成長には個人差がある
受講者の中には、研修をきっかけとして成長・変化した職員もいましたが、やはり成長には個人差があり、研修の学びを実践に活かすことができず、前向きになれなかった職員もいました。
2.意識の定着と実践への橋渡しが課題
一生懸命研修を受講してくれた職員の中にも、日常業務の多忙さから「変化を実感する余裕がない」「行動変化までは至っていない」という意見もあり、意識の定着と実践への橋渡しが今後の課題だと思っています。
3.行動の変化や習慣化には時間がかかる
そのような職員への伴走支援のためにも、令和7年度はチームリーダー育成プログラムの継続を決めました。組織内のコミュニケーションの課題が改善できるよう、今後も役職者をフォローしていきたいと考えています。