研修担当者からの情報発信

2025.04.20

お客様の声

特別養護老人ホーム 桃寿荘 施設長からのコメント

[山形県鶴岡市]
社会福祉法人 櫛引福寿会
特別養護老人ホーム 桃寿荘 グループホームはもれび

令和6年度に当法人では、将来を担うリーダー的立場にある職員9名がチームリーダー育成プログラムに参加しました。受講を通じて、リーダーたちの意識と行動に確かな変化が現れていることを感じます。 

受講を決めた経緯

法人・施設運営において、定型定石が薄れ多様な価値観が主流となっている中、組織を維持発展させるのは、上意下達ではなく多元的で自律的なリーダーの育成であると考えたからです。
ピーエムシー様からはレベル1として「前向きな気持ちで上司や部下と関わることができる高度な技術や知識を有する介護の実践者を目指す」ことを目的に、自己理解・他社理解の重要性を理解すること、自法人におけるリーダーの役割を理解すること、小さなPDCAサイクルを回し実践の評価や改善方法を理解すること、を目標に3.5時間×10回の研修を組んでいただきこの取り組みを進めました。

コメント

・介護職の専門研修ではなくリーダー育成としての研修はほとんど未経験だったことから、研修の主旨や中身を理解するのに時間がかかったり戸惑いを感じたりしている様子が感じられました。一方で、リーダーという視点で課題に向き合って取り組めたことは新たな気づきや学びにつながったと評価しています。
・自己理解・他者理解では、自身のメンタルヘルス診断やそれぞれの部下職員からの評価(アセスメント)が行われ、それが大きな気づきになって今後の取り組みの原動力になると思います。ただ、かなりショッキングな実態を感じ取った職員もいたようで、部下職員からの評価をとるのは、ある程度慎重に検討すべきとも感じました。
・月に一度の研修で時には宿題もあったりと負担を漏らす職員もいました。しかし、最終評価では、ほぼすべての受講者から自己理解の重要性、他者理解の重要性が理解できた、自身の意識や行動が変わった、との回答があり、始まったばかりのプログラムですが、方向性と取り組みは目論見どおり進んでいると頼もしく感じました。
・自律的なリーダー育成とはいうものの、介護現場で働くプレイングマネージャーであり、人員体制をはじめ職場環境についてはシビアな部分を抱えています。こうした土台の部分は法人の役割としてきちんと整えていく努力が必要と改めて強く感じました。
 
受講生の今後のさらなる成長に期待いたします。私どもも引き続き伴走支援、フォローに努めて参りたいと思います。ピーエムシー及び講師陣におかれましては、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。